「起業家に対するポテンシャル」は高水準であるものの、日本人のポテンシャルは世界平均43%の約3分の1にあたる15%にとどまり、日本人の起業意識は、昨年に続き世界45カ国中、最下位という結果に。
このような日本の状況をさらに分析すべく、日本、アメリカ、インド、フィンランドの4カ国の若者計900人を対象に、若者の起業家精神における追加調査を実施した。その結果、他国と比較すると日本人は若いうちから、起業家精神が低く、また「野心」「向上心」「自信」「能力の理解」が大きく欠如していることが鮮明に。家庭環境においては、子の将来にとって親は重要な存在であるものの、日本人の親子間では会話量が少なく、重要なインプットを親から得る機会が少ない状況であることも明らかに。
日本人の将来の希望職業は「国家公務員、地方公務員」「会社・企業の事務職」が人気。また他国と比べ「働きたくない」という回答が目立つ。「自分で起業したい」の割合はインド、フィンランドが22%で同率1位、アメリカが19%で、日本は7.3%と大きく離されての最低スコアとなった。日本における人気職業は「国家公務員、地方公務員」が1位、2位は「その他」、3位は「会社・企業の事務職」と続き、他国の人気1位の職種はアメリカが「自分で起業したい」、インドが「パソコン・インターネット関連技術職」、フィンランドが「教師や研究者」。なお、日本は「働きたくない」という回答も目立つ結果だという。
しかし、働きたくないとは。。。どうしてこんなに違うのだろう。